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【一瞬】OpenLiteSpeed+WordPressを構築してCloudflare Tunnelで公開する方法!

schedule 2025年10月16日  update 2025年10月17日        

OpenLiteSpeedサーバー+WordPressをワンクリックスクリプトで一瞬で構築して、CloudFlare Tunnelで公開する方法を紹介します。

実は、私はこの方法を知る前は手間のかかる方法をやっていました。しかし、今回やる方法は本当に5分程度で構築できるので一番のお勧めの方法です。ですので、自分が今後忘れたとき用&今後OpenLiteSpeedでWordPress構築&CloudFlareTunnelで公開したい人向けに紹介します!

本当にすぐに構築できます!

OpenLiteSpeedとは

OpenLiteSpeed ホームページ

ウェブサイトを運営するときに欠かせないのが「ウェブサーバー」です。また、その中でも最近注目されているのが OpenLiteSpeed(オープンライトスピード) です。名前の通り「軽くて速い」ことが特徴のウェブサーバーで、オープンソースなので誰でも無料で使えます。

どのぐらい早い?

OpenLiteSpeed WordPressの高速化

OpenLiteSpeed公式ページより、WordPress+Cacheでパフォーマンスを比較した時。このように、ApacheやNginxより早いことが分かります。
したがって、WordPressを使う人はOpenLiteSpeedを使う事をお勧めします!

ではさっそく、OpenLiteSpeedサーバー+WordPressを構築していきましょう!

必要なもの・前提条件

必要なもの・前提条件
VPSや自宅サーバーの準備  OS(UbuntuやCentOSなど)  ドメイン(Cloudflare Tunnel用)  SSH環境

必要なものは、以下の物です。

私の場合は、ノートパソコンをサーバーにしてOpenLiteSpeed×CloudFlareTunnelで公開しています。しかし、今回解説する環境はWindowsのWSLのUbuntuOSです。そして、そのWSLの入れ方はこちらで紹介しています。

対応OS

OpenLiteSpeedは以下のOS・バージョンに対応しています。

OpenLiteSpeedサーバー+WordPress構築手順

①OpenLiteSpeedのインストール

WSL画面
sudo su sudo apt update && sudo apt upgrade

まず初めに、

sudo su

で、スーパーユーザ(root)にしてください。しかし、sudoで管理者権限を与える方法でもよいです。私の場合は面倒なので、スーパーユーザーにします。

apt update && apt upgrade

次に、このコマンドを実行してください。これは、パッケージリストを取得して更新するコマンドです。一応やっておいてください。

One-Click Scriptの使い方

↑詳しくはこちらをご覧ください。今回は日本人向けに分かり易くこのページを解説しています。

今回は、One-Click Scriptを使用しOpenLiteSpeedサーバーを構築します。また、オプションが色々あるので、オプションについても詳しく説明したいと思います。

bash <( curl -k https://raw.githubusercontent.com/litespeedtech/ols1clk/master/ols1clk.sh )

これは、OpenLiteSpeed+LSPHPだけをインストールするスクリプトです。よって、WordPressを使用するなら、オプションを指定してやる必要がありますので、主なオプションについて説明します。

オプション
OptOptionsDescription
--adminuser [USERNAME]adminの代わりにWebAdminのユーザー名を指定する。
-A--adminpassword [PASSWORD]WebAdminのパスワードを指定(デフォルトはランダム)
--lsphp [VERSION]LSPHPのバージョンを選択します。現在、74、80、81、82、83、84 がサポートされています。
-W--wordpressWordPressを同時にダウンロード&設定を

基本的には、このオプションで十分です。WordPressで使うデータベースのユーザー名パスワードの指定などは、OpenLiteSpeedドキュメントをご覧ください。

コマンド実行
bash <( curl -k https://raw.githubusercontent.com/litespeedtech/ols1clk/master/ols1clk.sh ) --adminuser 'username' --adminpassword 'password' --lsphp 84 -w

このオプションを組み合わせると上のようになります。また、WordPressのバージョンが8.3以上推奨なので、現時点で最新である84を指定しておきました。そして、このコマンドを実行すると簡単にOpenLiteSpeedサーバー×WordPress構築ができます。早速このコマンドを書き換えて実行してみましょう!

WSL画面
OpenLiteSpeed One-Click install中の画面(確認)

実行すると、このような画面になると思います。まず、この黄色い文字で書かれたところを大事にメモしておいてください(忘れたら後から大変です)。次に、Yと打って進めましょう。

WSL画面
OpenLiteSpeed One-Click install中の画面(成功)

このように最後に

OK: test wordpress ...
OK: test wordpress ...
End auto testing << << << << 
Thanks for using OpenLiteSpeed one click installation!

と出たらインストール成功です!

これで、http://server_IPで接続できます。また、server_IPはローカルIPアドレス(VPSはサーバーIPです)なので、

WSL画面 ip a実行画面
ip a

このコマンドから、サーバーのローカルIPを調べましょう。この場合だと(172.26.1.196)。しかし、VPS等でやっている方はサーバーのIPアドレスからアクセスしてください。

WordPress設定

①言語設定

WordPress 言語設定画面

このように、http://server_IPにアクセスしたらこのような画面になると思います。

日本語または他の言語を選択したください。そしたら、「次へ」をクリックしてください。

②必要情報の入力

WordPress 必要情報画面

説明に従って設定してください。また、「検索エンジンでの表示」これにチェックを入れてしまうと、Google等の検索した時に自分のサイトが載らなくなります。よって、そうしたくない人はチェックしてください。そしたら、「WordPressをインストール」を押してインストールしましょう!

③成功

このように「成功しました!」と出てくれば、インストール完了です。次に、LiteSpeed Cacheの入れ方について解説します。

LiteSpeed Cacheの入れ方

OpenLiteSpeedの速さを生かすには、「LiteSpeed Cache」というプラグインを入れる必要があります。

管理者ページから「プラグイン」→「プラグインの追加」→「プラグインの検索」から「litespeed cache」と入れて「LiteSpeed Cache」というプラグインを「今すぐインストール」を押してインストールしてください。

次に、インストールが完了したらこのようになると思いますので、「有効化」を押して有効化してください。これで完了です。

CloudFlareTunnelで公開する方法

次に、全世界に公開する方法を解説します。

①Zero Trustを開く

まず初めに、上のリンクを開いて「Zero Trust」をクリックしてください。

トンネルの作成

次に、「NetWorks」→「Tunnels」から「Create a tunnel」をクリックしてください。

それから、「Select CloudFlared」を選択してください。

トンネルの名前を設定

そして、「Tunnel name」から名前をテキトウな名前を設定して「Save tunnel」をクリックしてください。

サーバーにCloudFlareTunnelをインストール

次に、「Choose your environment」からOSとアーキテクチャーを選択します。よって、今回は大体の人がUbuntuやDevianなので「Debian」を選択してください。ただし、Dockerを使いたい人はDockerでも良いです。そしたら、「Choose an architecture」からお使いのサーバーに適している物を選択ください。大半の方が64bitだと思います。

ここで、③を実行する前にやっておかなければいけない事があります。

systemctl stop postfix
apt remove --purge postfix -y
apt autoremove -y

③を実行すると、postfixについてのエラーが発生しする場合があります。WordPressでメール送信を使わない、または SMTP プラグインを使うなら、postfix は削除して問題ありません。ですので、今回は削除します。上のコマンドを実行して削除します。しかし、postfixのドメインを設定したらこの問題は解決するっぽいので、設定したい人は設定してください

それから、③のコマンドをコピーして実行してください。また、それが終わったら④もコピーして実行してください。

アプリケーションルートの設定

次に、「Published application routes」を設定します。WordPressを公開したいホストネームを入力してください。そして、「Type」を「HTTP」にして「URL」を「localhost」としてください。そしたら、「save」を押して保存してください。

WordPressのアドレス設定

CloudFlareTunnelの設定が終わったら、WordPressの管理画面から「設定」→「一般」からサイトアドレスをIPアドレスから使用するドメインに変更してください。

これで設定完了です!

まとめ:【一瞬】OpenLiteSpeed+WordPressをCloudflare Tunnelで公開する方法

今回は、OpenLiteSpeedサーバーとWordPressを ワンクリックスクリプトで一瞬構築 し、Cloudflare Tunnelで安全に公開する手順を解説しました!。また、手順を整理すると以下の通りです。


1. 準備するもの

これでOK!特別な環境は不要です。


2. OpenLiteSpeedをインストール

apt update && apt upgrade
bash <(curl -k https://raw.githubusercontent.com/litespeedtech/ols1clk/master/ols1clk.sh) --adminuser 'username' --adminpassword 'password' --lsphp 84 -w

3. WordPressの初期設定


4. LiteSpeed Cacheで高速化


5. Cloudflare Tunnelで公開


まとめ

これで、高速・軽量・安全 な WordPressサイトが全世界に公開可能です。
OpenLiteSpeed+LiteSpeed Cache+Cloudflare Tunnel の組み合わせで、ブログやサイト運営がグッと快適になります。

一度セットアップしてしまえば、後は管理画面からサクサク運用できるので、初心者でも安心です!

このブログも、OpenLiteSpeedとCloudFlareで公開しています。しかし、その時は「One-Click script」の存在を知らず結構苦労しました、、(;^_^A この方法をドキュメントをちゃんと読んで早く知っておきたかったですね。

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