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PowerPointで簡単!高解像度スライドを書き出す方法!!【画像がぼやけない】

schedule 2025年10月13日  update 2025年11月24日        

PowerPointで画像を出力した時に「なんか画質荒いな~」と思ったことありませんか?
そこで、今回は「PowerPointで高解像度スライドを書きだす方法」を紹介しようと思います!
さらに、超初心者向けに Batファイルで簡単に設定できるツール も用意しましたので、ぜひ活用してみてください。

※本記事はMicrosoft公式ではありません。

なぜPowerPointで画像がぼやけるのか

ここで実際に既定の設定で書き出した画像を見てみましょう。すると、よくよく見ると画像が荒いことが分かります。

この画像の「プロパティ」から「詳細」を見てみると、やはり解像度が1280×720ピクセルになっていますね。このように、既定値が1280×720ピクセル(96dpi)であるため、結果として画像が荒く見えるわけです。

そこで、今回紹介したように Batファイル を使えば、レジストリエディタを触らずに簡単に高解像度に変更できます!!

画像の出力方法

スライドが完成したら、そのスライドを選択した状態で次の手順で保存します。

  1. ①「ファイル」→②「名前を付けて保存」
  2. 場所で③「参照」か任意の場所を選択
  3. ④ファイルの種類で⑤「PNG」または「JPEG」を選択
  4. 保存ボタンを押す。

これで保存できます!

Batファイルで簡単に解像度を設定する方法

レジストリエディタを使わずに簡単にBatファイルで変更できるものを作ってみました。

これがそのBatファイルです。これをダウンロードして開いてください。

STEP①バージョンを選択する

PowerPoint バージョン番号
PowerPoint 2016、2019、2021、PowerPoint for Microsoft 36516.0
PowerPoint 201315.0
PowerPoint 201014.0
PowerPoint 200712.0
PowerPoint 200311.0

使用しているPowerPointのバージョンに合う番号を入力してください。

注意:有効数字3桁です。.0を忘れないでください。(例:16.0(×16))

バージョンを選択して、このように「存在を確認しました」と表示されたら正常です。
一方、「そのバージョンのキーは見つかりません。」と表示された場合は、バージョンを再確認してください。

STEP②出力解像度を選択する

出力解像度DPI
720p96
1080p144
2K192
4K288
カスタム×

出力解像度はこの中から選択することができます。私のお勧めは2Kです。

STEP③変更確認

このように変更の確認を要求されるので、何もなければ何かのキーを押してください。

STEP④完了

これで、出力解像度が変更されました!

レジストリエディターで解像度を設定する

もし、Batファイルを怪しいと感じる方は、手動でレジストリエディターから設定も可能です。
少し手間はかかりますが、安心して行う事ができます。

STEP①レジストリ エディターを開く

「Win」+「R」キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開いてください。

そこに、「regedit」と入力して「OK」を押してください。

STEP②サブキーに移動する

上の方にある「ファイル」の真下に「コンピューター」と書かれたところがあります。

ここに、パワーポイントのバージョンに合った物をコピー&ペーストしてください。

PowerPointサブキー
2016、2019、2021、Microsoft 365HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\PowerPoint\Options
2013HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\PowerPoint\Options
2010HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\PowerPoint\Options
2007HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\PowerPoint\Options
2003HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\PowerPoint\Options

注意:サブキーの前に「コンピューター\」を入れることを忘れずに!

STEP③DWORD (32 ビット) 値を追加する

ExportBitmapResolutionが既に上のようにある人は、STEP④に進んでください。

「編集」から「新規」→「DWORD(32 ビット)値(D)」をクリックして、新規作成してください。

名前はExportBitmapResolution」に書き換えてください。

STEP④ExportBitmapResolutionを書き換える

ExportBitmapResolution」をクリックして、値の編集をします。

注意:表記を必ず「10進数(D)」にしてください。

出力解像度DPI
720p96
1080p144
2K192
4K288

値のデータはDPIです。上の出力解像度から好きなDPIを選んでください。

そして、入力が終わりましたら、「OK」を押してください。これで出力解像度変更完了です!

高解像度化の効果を確認

ここまで設定できたら、もう一度スライドを画像として出力してみましょう。
すると、さっきまでぼやけていた文字や図形がくっきり表示されているはずです。
特に2K(192dpi)や4K(288dpi)に設定すると、サムネイルや印刷でも十分使える高画質になります。

出力解像度見え方の違い
96dpi (既定値)ぼやけ気味、線が少しにじむ
192dpi (2K)くっきり、発色も鮮やか
288dpi (4K)写真・印刷用途にもOK

まとめ:Batファイルで高解像度化すれば一発で解決!

PowerPointの画像が荒く見える原因は「既定解像度が96dpi(1280×720px)」だからです。
しかし、今回紹介したように Batファイル を使えば、
レジストリエディタを触らずに簡単に高解像度に変更できます。

✔ 手順は3ステップだけ
✔ PowerPointのバージョンごとに対応
✔ 2K〜4Kまで自由に選べる

初心者でも数分で設定できるので、ぜひ試してみてください!
作成した画像がくっきり見えると、スライド作りももっと楽しくなります!!

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