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【Windowsアプリ開発】初心者はC#一択!無料で環境構築をする方法

schedule 2025年12月22日  update 2025年12月22日        
【Windowsアプリ開発】初心者はC#一択!無料で環境構築をする方法
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皆さんこんにちは、pkkiです!

皆さんは、

 「Windowsでソフト開発してみたいな~」
 「自作のソフトを作ってみたいな~」
 「.NETの開発環境を構築したいな~」

と、思ったことありませんか?

そこで、今回は
「無料&C#でできる、Windowsでアプリ(ソフトウェア)開発をする環境を構築する方法」
を解説します!

Windowsで自作ソフト作りたいと思っていたところなんだ!

それには、無料で使えるVisualStudio・.NETが一番オススメです!

今回は、そのインストール方法を解説と、
加えて、メッセージボックスを表示させるアプリを作るところ
までを解説してきます!

では早速解説していきましょう!

Visual Studioとは?

Visual Studio 公式ホームページ
https://visualstudio.microsoft.com/ja/

Visual Studioとは、Microsoftが開発・販売している総合開発環境です。

そして、.NETやPython・Unity等の様々な開発に使用できます。

また、Visual Studioは基本的に有償(Professional, Enterprise)です。

しかし、Community版は条件を満たせば無料なので、今回はそちらを使います。

何故Visual Studioなのか?

Visual Studio .NET 開発風景

「プログラミング」というと、黒い画面に文字をひたすら打ち込むイメージがありませんか? Visual Studio(特にWindowsフォーム)は違います。

「画用紙に絵を描くように」マウスでボタンや画面を配置できるんです。これを「GUI開発」と呼びます。

しかも、今回使うツールはプロのエンジニアが現場で使っているものと全く同じです。 それが個人なら無料で使えるなんて、Microsoft太っ腹すぎますよね!

.NETとは?

.NET 公式ホームページ
https://dotnet.microsoft.com/ja-jp/

.NETとは、Webアプリ・コマンドラインアプリ・ライブラリ・GUIアプリ(Windows限定)を作成できる、クロスプラットフォームフレームワークです。

また、プログラミング言語はC#またはC++です。

今回は、WindowsアプリをGUIアプリをC#で作成していきます。

ざっくり解説したところで、
実際に環境構築をしてみましょう!

Visual Studioのダウンロード

ダウンロード

Visual Studio 公式ホームページ
https://visualstudio.microsoft.com/ja/

最初に、上のリンクを開いてください。

次に、「無料ダウンロードを利用する」をクリックしてください。

そのあと、ダウンロードが自動的に開始されます。

Visual Studio インストーラーの準備

Visual Studio インストーラー

最初に、ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストーラーを開いてください。

次に、画像のように表示されるので「続行」をクリックしてください。

Visual Studio インストーラー

それから、インストーラーがダウンロード・インストールされるまで待機します。

これで、インストーラーの準備は完了です。

Visual Studioと.NETのインストール

Visual Studio インストーラー .NET デスクトップ開発

最初に、Visual Studioのインストーラーを開くとこのように表示されると思います。

その中から、「.NET デスクトップ開発」を探してチェックを付けてください。

💡ここでワンポイント!
インストーラーには「Python開発」や「Web開発」など沢山の項目がありますが、今回は無視して大丈夫です! Visual Studioは優秀なので、必要な機能は後からいつでも追加できます。 まずは迷わず「.NET デスクトップ開発」だけチェックして、パソコンの容量を節約しましょう。

それから、右下の「インストール」をクリックしてください。

そのあと、インストールが完了するまで待機します。

これで、インストール完了です。

Visual Studioの初回起動

Visual Studio インストーラーから起動

最初に、Visual Studioを「起動」をクリックして起動させてください。

Visual Studio にサインインする

次に、サインインしなければならないので、お好みの方法でサインインしてください。
※今回はGitHubを利用してサインインしてみます。

Visual Studio をGithubを使ってログインする

そして、GitHubの場合は「Continue」をクリックしてください。

Visual Studio をGithubを使ってログインする

それから、「Authorize github」をクリックします。

Visual Studio をGithubを使ってログインする Visual Studioを開く

そのあと、「Microsoft Visual Studio を開く」をクリックすれば完了です。

Visual Studio 配色テーマの選択

続いて、①「配色テーマの選択」をしてください。

最後に、②「Visual Studio の開始」をクリックすれば完了です。

プロジェクトの作成

Visual Studio 新しいプロジェクトの作成

最初に、「新しいプロジェクトの作成」をクリックしてください。

Visual Studio Windows フォームアプリ

それから、①「Windows フォーム アプリ」を選択して
②「次へ」をクリックしてください。

Visual Studio 新しいプロジェクトを構成

そのあと、以下の手順に従って設定していきます。

  1. プロジェクト名:プロジェクトの名前を好きなように設定します
    ※日本語はバグが発生する可能性があるのでお勧めしません。
  2. 場所:プロジェクトを保存する場所を選択します。
  3. ソリューション名:基本的にプロジェクト名と同じで大丈夫です。
  4. ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する。
    これは、プロジェクトが少なければ有効にしても良いです。
プロジェクト名とソリューション名の違いって?
プロジェクト名とソリューション名の違いって? 初心者が必ず迷うのがここです。
  • ソリューション: お道具箱(全体をまとめる箱)
  • プロジェクト: その中に入っているハサミやノリ(プログラム本体)
難しく考えず、最初は「同じ名前」でOKです! また、「ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する」にチェックを入れると、フォルダ構成がシンプルになって管理しやすくなるのでオススメです。

⚠️ 注意: プロジェクト名はなるべく**「半角英数字(英語)」**にしましょう。日本語(例:テストアプリ)にすると、予期せぬエラーの原因になることがあります。

これらを入力が完了したら、⑤「次へ」をクリックしてください。

Visual Studio 追加情報

続いて、①「フレームワーク」を最新のバージョンのものを選択してください。

それから、②「作成」をクリックしたら完了です。

メッセージボックス表示アプリを作成してみよう!

Visual Studio .NET ツールボックスの表示方法

最初に、左上の①「表示」をクリックして、
②「ツールボックス」をクリックしてください。

Visual Studio .NET ツールボックスからボタンを選択する

次に、左の②「共通コントロール」から
③「Button」をクリックしてください。

もし、「ツールボックス」が閉じている場合は、
左の①「ツールボックス」をクリックすると展開されます。

Visual Studio .NET button1

そうすると、このようにボタンが画面上に生成されると思います。

ここで、このボタンをクリックして端を掴み拡大し、好きな場所に移動してみてください。

画面上でボタン等を動かせるのは嬉しいですね!

そうですね!
Python等は座標をわざわざ指定する必要があるので、
本当に、これは便利です(○´∀`○)ノ

Visual Studio .NET プロパティの表示方法

それから、①ボタンを右クリックして
②「プロパティ」をクリックしてください。

Visual Studio .NET ボタンのフォントと文字の変更

そうすると、右下にプロパティが表示されると思います。

ここで、色々ボタン等の設定ができます!

よって、試しに①「Font」と②「Text」を好きな値に変えてみましょう!

それが完了したら、そのボタンをダブルクリックしてみてください。

Visual Studio .NET アプリのビルド開始

そうすると、このようにプログラムが表示されると思います。

//button1がクリックされたときに実行される。
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) 
{
    MessageBox.Show("クリックされた!","button1がクリックされました!");
}

試しにこの中身に上の様にコードを書いてみましょう。

それから、上にある②「▶プロジェクト名」をクリックしてみましょう!

Visual Studio .NET メッセージボックス表示アプリ

そのあと、このようにアプリが起動します。

このように、ボタンをクリックしたらメッセージボックスが表示されたら成功です。

あの中身「button1」がクリックされたときに実行される関数なんだね!

そうなんです!

便利なことに、ダブルクリックするだけで生成してくれるので非常に有難いですo(*^▽^*)o

作成した(exe)ファイルはどこにある?

Visual Studio .NET 作成したアプリの位置
プロジェクトフォルダ/ソリューション名/プロジェクト名/bin/Debug/[バージョン]-windows/ソリューション名.exe

基本的に上のパスにアプリがあるはずです。

  1. 右側の「ソリューションエクスプローラー」で、プロジェクト名(太字の部分)を右クリック。
  2. 「エクスプローラーでフォルダーを開く」を選択。
  3. フォルダが開くので、binDebugnet8.0-windows の順に進みます。
  4. その中にある プロジェクト名.exe というファイルが、あなたが作ったソフト本体です!

一応、手順も載せておきました。

まとめ:Windowsアプリ開発はC#とVisual Studioで始めよう!

今回は、初心者でも挫折しないWindowsアプリ開発環境の構築方法と、実際にC#を使ってメッセージボックスを表示するアプリの作り方までを解説しました。

ここまで読んで実践したあなたは、すでに立派な「アプリ開発者」の一歩を踏み出しています!

今回のポイントを振り返り

「黒い画面」で文字ばかり打つプログラミングとは違い、自分で配置したボタンが動き、ウィンドウが表示される体験はワクワクしますよね。

次はどんなアプリを作りますか?

今回作った「ボタンを押してメッセージを出す」仕組みを応用すれば、簡単な「電卓」や「時計」、「メモ帳」なども作れるようになります。

まずは、ボタンの色を変えてみたり、メッセージの内容を変えて友達にexeファイルを送ってみたりして、遊んでみてください。Visual StudioとC#を使えば、あなたのアイデアを形にするのは意外と簡単です。

これからも、楽しいWindowsアプリ開発ライフを送ってくださいね!

最後までご覧いただき有難うございました!
もし、ご指摘やご感想、設定でつまづいたり、分からないことがあれば
コメントの方でお願いします!

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