【2025年版】HetrixToolsの使い方と設定方法
schedule 2025年11月21日 update 2025年11月21日
皆さんこんにちは、pkkiです！
皆さんは、
「無料で自由度が高い監視ツールないかな～？あったら使い方・設定方法を知りたい！」
「ブラックリストにドメインが載っていないか確認したい！」
など、思ったことはありませんか？
そこで今回は、HetrixToolsの使い方と設定方法を初心者向けに画像付きで超わかりやすく解説したいと思います！
HetrixToolsイマイチ操作方法が分からなかったんですよ!
そうですか！今回は、初心者向けに超丁寧に解説するので、ステータスページの作り方や、ブラックリスト等作ることができますよ！
また、他にも監視サービスについて色々解説しているので、是非そちらもご覧ください！
では、早速解説していきましょう！
HetrixToolsとは？
HetrixToolsとは、Webサイトやオンラインサービス等の稼働状況や、ブラックリストに入っているのかを監視するサービスです。
また、他の監視サービスと比べて、無料版だけで様々な事ができます！
恐らく、どの監視サービスよりも無料版で可能な事が一番多いと思います。
モニター
次に、モニター(監視)については、無料版・有料版両方ウェブサイト・Ping・SMTP・HeartBeatの監視をするとができます。
加えて、HetrixToolsAgentをサーバーに導入することで、CPU使用率やメモリ使用率等を監視することも可能です。
また、これもこの記事で解説します。
これが無料でできるのは凄いですね( ﾟДﾟ)！！
そうなんですよ！一番お勧めする監視サービスです！
ブラックリストモニター
続いて、ブラックリストモニターは、24個のブラックリストからドメインが載せられていないか監視することができます。
例えば、スパムメッセージを送っているドメインならば、ブラックリストに追加されてここに表示されるといった感じです。
ステータスページ
それから、ステータスページは他のサービスと比べて制限がありません！
なんと、無料と有料どっちも変わりません。
加えて、ロゴの変更・そのURLの変更や、カスタムドメインの設定等も可能です！
しかし、デザインがイマイチなのが少し微妙です。
また、このようにカスタムドメインも制限なしに設定することができます。
通知
そして、通知は無料・有料変わらずEmailやDiscord・Pushover等様々な通知方法に対応しています。
しかし、Emailは数が1つで、電話通知等はクレジットがないと利用できません。
無料版と有料版の違いについて
続いて、無料版と有料版との違いは基本的には監視数等の違いです。
このように、有料版ではモニター数の上限増量や、サブアカウントの追加が可能になったりします。
| プラン | Free (無料) | Professional (有料) | Business (有料) | Enterprise (有料) |
| 価格 (月額) | 無料 | $9.95/月. | $19.95/月. | $49.95/月. |
| Uptime/Server モニター数 | 15 | 30 | 60 | 200 |
| モニタリングロケーション | 4 | 6 | 9 | 12 |
| Checkup Frequency | 1 minute | 1 minute | 1 minute | 1 minute |
| 電話通知 (Phone Call) | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| SMS通知 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 付属の電話/SMSクレジット | なし | 25/月 | 50/月 | 125/月 |
| アクティビティログ保持期間 | 15日間 | 30日間 | 60日間 | 90日間 |
| White Label (ホワイトラベル) | 部分的 | 部分的 | Full | Full |
| White Label ドメイン数 | 3 | 5 | 10 | 20 |
| サブアカウント | 非対応 | 1 | 5 | 20 |
| v1/v2 APIコール (月間) | 1,000 | 10,000 | 20,000 | 50,000 |
| v3 APIアクセス | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| サポートレベル | Normal | Premium | Premium | Premium |
| 90日アクティビティ要件 | 必須 | 解除 | 解除 | 解除 |
| 高度な診断機能 | 全て対応 | 全て対応 | 全て対応 | 全て対応 |
加えて、有料版では一定期間ログインしていなくても監視が止まることがありません。
無料版では、90日に1回ログインしなければ監視が止まってしまいます。
電話・SMS通知について
また、電話・SMS通知については無料でも追加のクレジットを購入することで可能です。
(電話・SMS同じクレジットです)
そして、1回あたりのSMS・電話通知の価格は0.10ドルです。
※50個から購入可能です。
無料でも、クレジットを購入すれば電話通知が可能になるのは良いですね！
では早速、アカウント作成を作成していきましょう！
HetrixToolsアカウント作成方法
最初に、上のリンクを開いて、右上の「FREE SIGHUP」をクリックしてください。
次に、①「Name」に名前、
③「Username」にユーザーネーム、
④「Email」にメールアドレス、
⑤「Password」⑥「Re-type Your Password」にパスワードを入力します。
それから、⑦「I Agree to the term…」で利用規約に同意してチェックします。
そのあと、⑧「私はロボットではありません」にチェックを付け、
⑨「REGISTER」をクリックしてください。
そして、このようにダッシュボードが開きますが、メールアドレスを認証しなければいけないので、メールボックスを開いてください。
最後に、「Confirm Email Address」をクリックすれば完了です。
モニターの作成方法
次に、モニターを作成してみましょう！！
最初に、「Uptime Monitors」をクリックします。
次に、①「Monitor Type」に監視したいタイプを選択します。
今回は、「Website Monitor」で作成していきます。
それから、②「Monitor Name」にモニターの名前を入力します。
しかし、日本語や「_」等は入れれないので注意です。
そのあと、③「Website Link」に監視したいウェブサイトのリンクを入力します。
そして、⑤「Monitor From」から4つ以内で監視するサーバーを選択します。
続いて、⑥「show advanced settings」をクリックして詳細設定を開きましょう。
また、①「Repeat Alert X Times」に何回アラートを鳴らすのかを選択して、
②「Repeat Alert Every X Minutes」に何分毎にアラートを鳴らすのかを選択します。
最後に、③「Add Monitor」をクリックしたら、モニター作成完了です。
CPU使用率・メモリ等の監視方法
最初に、①「Uptime Monitors」をクリックして、②のようにモニターをクリックします。
次に、「Install the Server Monitoring agent」をクリックします。
それから、②「Monitor drive health」からドライブの監視をしたければチェックを付けて、
③「View Running Processes?」から、稼働中プロセスをダッシュボードに表示したければチェックを付けてください。
そのあと、①「Install Code」をコピーしてサーバーに貼り付けて実行したら完了です。
※「Run agent as root」にチェックがついていれば、root権限で実行してください。
すなわち、ユーザーでログイン中であれば「sudo 」を最初に付け足してください。
ステータスページの作成
最初に、①「Status Pages」から②「Create Status Page」をクリックしてください。
次に、サーバー監視であれば①「Uptime Monitoring」にして、ブラックリスト監視であれば、①「Blacklist Monitoring」にしてください。
それから、②「Status page name」にステータスページの名前を記号・日本語無しで入力してください。
そのあと、③「Select Uptime Monitor」をクリックして、表示させたいモニターを選択してください。
最後に、④「Create」をクリックすれば完了です。
もし、開く場合は「Status Page」リストからクリックすれば開くことができます。
パスワードの設定方法
最初に、「Status Pages」のページから設定したいページの左側にある「Password」欄にある「×」をクリックしてください。
次に、①「Password」に設定したいパスワードを入力します。
最後に、②「Save」をクリックしてセーブしてください。
カスタムドメインの設定方法
HetrixTools側の設定
初めに、ステータスページのテキトウなページの右側の①「Actions」をクリックして、
②「Set White Label landing page」をクリックします。
次に、このようなページに飛ぶので「Add White Label Domain」をクリックします。
それから、①「Domain」にカスタムドメインにする予定のドメインを入力してください。
(例:status.pkkis.com)
そして、②「Logo image」と④「Favicon image」にロゴをアップロードしてください。
それから、③「Logo Position」でロゴの位置を選択します。
(※Left=左、Center=中心、Right=右)
続いて、⑤「Website link」をロゴをクリックしたときに開くWebサイトを入力します。
加えて、⑥「White Label Colors」から色を変更できます。
最後に、⑦「Add」を追加したら、HetrixTools側の設定は完了です。
CloudFlare側の設定(DNSサーバー)
最初に、CloudFlareのドメインページを開いてください。
次に、①「DNS」から「Records」をクリックして、
②「Add record」をクリックしてください。
それから、③「Type」を「CNAME」にして、
④「Name」をHetrixToolsで設定したドメインのサブドメインを入力してください。
(サブドメインが無ければ、スキップしてください。)
そのあと、⑤「Target」を「reports.hetrixtools.com」にして、
⑥「Proxy status」を必ず「DNS only」にしてください。
最後に、⑦「Save」をクリックして保存したら完了です。
通知の設定方法
最初に、①「Contact Lists」をクリックして、②「Actions」の中にある編集マークをクリックします。
そして、ここから色々設定していきます。
今回は、「Pushover」と「Discord」を解説します。
ちなみに、「Pushover」はスマホにプッシュ通知を送るアプリです。
設定を変更すると、爆音で警報音を鳴らすことができます（笑）
Pushover設定方法
最初に、Pushoverの設定方法を解説します。ちなみに、上の動画が実際にテストしたときのものです。
ちなみに、設定でサイレントモードを突き抜けて鳴らすこともできます。
まず初めに、上のリンクからPushoverをダウンロードしてください。
次に、アプリを開いてメールアドレスとパスワードを入力して「CREATE ACCOUNT」をタップしてください。
そして、そのまま「ADD DEVICE」をクリックしてください。
それから、通知を許可してください。
続いて、画面に出てきているuser keyをHetrixToolsの「Pushover」の①「Pushover userkey…」に入力します。
そのあと、②から通知の優先度を選択します。
最後に、「Save Changes」をクリックすれば完了です。
アラート設定
最初に、①「︙」をタップして、下の方の「Alert Settings」までスクロールします。
- ②「Manage custom sounds」から音楽をアップロードできます。
- ③「Choose default high-priority sound」から音を設定できます。
- ④「Always use default for high-priority」は、常にデフォルトを使用するか。
- ⑤「Play high-priority as alarm」は、アラームとして鳴らすか
※これを有効にするとサイレントモードでも鳴ります - ⑥「Alarm channel volume」は、アラームの大きさを設定できます。
※最小である1を推奨
これで、Pushoverの解説終了です。
ちなみに、「Pushover」は31日間だけお試しで、
その後は買い切りで540円で使えます。
Discord
最初に、「チェンネルの編集」をクリックします。
次に、①「連携サービス」から②「ウェブフックを作成」をクリックします。
続いて、このようにウェブフックが作成されるので、クリックしてください。
それから、「ウェブフックURLをコピー」をクリックしてください。
そのあと、HetrixToolsの方で「Slack/Discord/Mattermost/RocketChat」をクリックして、「WebHook URL」に先ほどコピーしたURLを貼り付けます。
そして、②「Target」をテキトウに「#○○」にします。
※@userとも書いていますが、やっても意味がありませんでした。
最後に、「Save Changes」をクリックすれば完了です。
まとめ
HetrixToolsは、無料でここまでできるの!? というレベルの高機能な監視サービスです。
特に、
- Webサイトの稼働監視
- Ping / SMTP / Heartbeat 監視
- CPU・メモリ・ディスクまで取れるサーバー監視
- ブラックリスト監視
- カスタムドメイン対応のステータスページ
- 豊富な通知（Email / Discord / Pushover など）
これらが すべて無料プランで利用できる のが最大の魅力です。
また、メールサーバー運用している人・VPSを常時稼働させている人・複数サイトを管理している人にとって、ブラックリスト監視は非常に重要な機能です。
万が一スパム判定された場合も、HetrixToolsならすぐに気づけます。
さらに、ステータスページは無料でも制限がほぼ無く、カスタムドメインを設定できる点は他サービスより圧倒的に強いポイントです。
こんな人にHetrixToolsは超おすすめ！
- 無料で高機能な監視ツールを使いたい人
- WebサイトやVPSの死活監視をしたい人
- メールサーバーを運用している人
- ブラックリスト登録を早期発見したい人
- ステータスページをカスタムドメインで公開したい人
- UptimeRobot や Better Stack では物足りない人
結論
HetrixToolsは、
「無料で使える監視サービスの中で最も自由度が高い」
と言っても過言ではありません。
この記事を読みながら設定していただければ、
モニター作成から通知設定、ステータスページ公開まで一通り使いこなせるようになります！
他にも監視ツールの解説記事を書いているので、興味があればぜひそちらもご覧ください！
最後までご覧いただき有難うございました！
もし、ご指摘やご感想、質問などあればコメントの方でお願いします！
この記事を書いた人
このサイトの管理人のpkkiです。マインクラフトサーバーやWebサーバー等を運用しています。パソコン歴は8年程度で、サーバー運用歴は5年程度です。何かあればいつでもお問い合わせください。早ければ当日返信します。
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