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【2025年版】AndroidでLinuxを動かす2つの方法を解説(Termux&Linuxターミナル)

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【2025年版】AndroidでLinuxを動かす2つの方法を解説(Termux&Linuxターミナル)
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皆さんこんにちは!pkkiです!

皆さんは、「AndroidでLinuxを動かしてみたいけど、やり方が分からないな~」と思ったことありませんか?

そこで、今回はAndroidでLinuxを動かす2つの方法を解説します!

また、具体的にはTermuxと今年に追加されたGoogle Pixel & Android 15以降で可能な「Linuxターミナル」を解説します!

そして、パソコンを使わずに WebサーバーやMinecraftサーバー まで構築できるので、そちらも今度紹介してみたいと思います!

今の時代スマホでLinuxを動かせる時代で凄いですね!

ちょっと、要らないAndroidスマホでウェブサーバーしてみようかな~

Webサーバーを構築してみたいなら、
私が前回紹介した、「【一瞬】OpenLiteSpeed+WordPressを構築してCloudflare Tunnelで公開する方法!」を、この記事を読んだ後に是非ご覧ください!

では、早速解説していきます!

Linuxとは

Linuxとは

初めに、Linuxとは「Linus Torvalds 氏によって作成されたオープンソースのOS(オペレーティングシステム)」のことです。

「OS」とは
OS(オペレーティングシステム)とは、パソコンやスマートフォンを動かす為の基本的なソフトウェアのことです。
また、有名なOSとしては、Windows / macOS / Linux / iOS / Android などがあります。

そして、何と言ってもオープンソースで無料というところが一番の特徴です。

また、カスタマイズ性が高く、サーバーやスパコン等様々な分野で広く使われています!

スパコン(スーパーコンピュータ)にも使われてるのは凄いですね!

しかも、スパコンランキングTOP500ですべてLinuxが使われているそうです。

そんなLinuxが、今ではスマホで動く時代…すごすぎます!!

ディストリビュージョン

そして、ディスとリビュージョン(Linuxカーネルから構築されたインストール可能なOS)というものが存在します。

↓代表的なディスとリビュージョン↓

この中の「Ubuntu」は世界中で2000万人を超えるユーザーが日常的に利用しているOSです。

また、「Debian」と「GNU/Linux」から派生したディスとリビュージョンです。

今回は、TermuxでUbuntuと同じように使えるコマンドライン環境を構築してみます。

TermuxでLinuxを使う方法

初めに、一番利用者が多いであろうTermuxでLinuxを使う方法を紹介します。

インストール

Termux https://play.google.com/store/apps/details?id=com.termux&hl=ja
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.termux&hl=ja

最初に、上のリンクを開いてTermuxをインストールしてください。

起動とパッケージ

そして、もう起動しただけでLinuxがこのように動いてくれます。

pkg update && pkg upgrade

次に、上のコマンドを実行してパッケージリストを更新しましょう

「パッケージリストの更新」とは
コンピューターシステムにインストール可能、または既にインストールされているソフトウェアの一覧の更新をすることです。
何かを入れるときは、このコマンドを実行して最新状態にしておきましょう!

Ubuntuを使う

proot-distroインストール

続いて、このままだとあまり見ないコマンドをずっと使う羽目になるので、Ubuntuを使えるようにします。

pkg install proot-distro

初めに、上のコマンドを実行してproot-distroをインストールします。

そして、上の右の画像のようになったら成功です。

proot-distro Ubuntuインストール&ログイン

proot-distro install ubuntu

次に、Ubuntuをインストールします。
上のコマンドを実行してください。

また、上の画像の右側のように「Finished」と表示されたら成功です。

proot-distro login ubuntu

続いて、上のコマンドを実行してubuntuにログインします。

パッケージリスト更新

そして、こちらでもパッケージリストの更新をしていきます。

apt update && apt upgrade

よって、上のコマンドを実行して更新してください。

これで、Ubuntuのように使えるようになります!

思ったよりも簡単でびっくりです!

LinuxターミナルでLinuxを使う

Linux開発環境の有効化

開発者向けオプションを有効にする

Android設定→デバイス情報→ビルド番号

初めに、「設定」アプリを開いてください。

最後に、①「デバイス情報」から下の方にある②「ビルド番号」を7回タップしてください。

これで、開発者向けオプションを使用できます。

Linux開発環境有効化

Android設定 システム→開発者向けオプション→Linux 開発環境→(試験運用版)AndroidでLinuxターミナルを実行する

続いて、Linux開発環境の有効化をしていきます。

最初に、①「システム」→②「開発者向けオプション」→③「Linux 開発環境」を開いてください。

そして、④「AndroidでLinux ターミナルを事項する」をチェックしてください。

これで、Linux開発環境が有効化できました。

Linux ターミナルをインストールする

次に、Linux ターミナルをインストールします。

最初に、新しく追加された「ターミナル」アプリを起動してください。

そして、「通知の送信をターミナルに許可しますか?」で許可してください。

Linux ターミナルをインストールする

続いて、このような画面になるので、「インストール」をタップしてください。

インストールできない場合

Linux ターミナル インストール失敗

そして、偶にこのように「インストールできませんでした。もう一度お試しください」
と表示される場合があります。

この場合は、大抵はデバイスの容量不足です。
なので、容量を増やしてください。

容量が足りないとか言ってくれればいいのに….

パッケージリスト更新

次に、パッケージリストの更新をしていきます。

sudo apt update && sudo apt upgrade

この上のコマンドを実行してください。

「パッケージリストの更新」とは
コンピューターシステムにインストール可能、または既にインストールされているソフトウェアの一覧の更新をすることです。
何かを入れるときは、このコマンドを実行して最新状態にしておきましょう!

ディスクサイズ変更とポート開放

Linux ターミナル 設定
Linux ターミナル 設定 開き方

なんと、このLinuxターミナルは右上の歯車からポート開放やディスクサイズの変更ができます。

ポート開放ができるのは、ちょっと衝撃です。
理由としては、Termux等は別のアプリからでしかポート開放できなかったからです。

ネットが繋がらない場合

このようにネットが繋がらない場合があります。

大抵はモバイルデータが原因なのでWi-Fi接続にしてください。

どうやら、モバイルデータは非対応らしいです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は AndroidでLinuxを動かす2つの方法として、

を紹介しました!

昔は「Linux=パソコンで動かすもの」というイメージでしたが、
今ではスマホ1台で

ができる時代です…本当にすごい時代です!

特に、今回紹介した Linuxターミナル
Androidの標準機能として搭載されているので、

という、かなり衝撃的な仕組みになっています。

ただし注意点として、
モバイルデータ通信ではネットが繋がらない場合があります。
その場合は、Wi-Fi接続に切り替えてください。
現時点では「モバイルデータ非対応」という仕様のようです。


次回は、スマホだけで

といった検証もしていきます!


スマホ1台で、ここまで出来る時代。
ぜひ、眠っているAndroid端末でLinuxを楽しんでみてください!

最後までご覧いただき有難うございました!
もし、ご指摘やご感想、質問などあればコメントの方でお願いします!

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