【TEMU検証】USB3.0ハブは本当に3.0なのか?実際に速度測定してみた結果…
schedule 2025年10月11日 update 2025年10月16日
今回、非常に怪しいTEMUの激安USB3.0のUSBハブ(USB HUB)を購入してみましたので、TEMU(テム)の商品紹介第3弾としてレビュー&検証していきたいと思います。TEMU(テム)で、もし激安のUSBハブを買いたい人が居れば、是非ご覧ください!また、前回はTEMU(テム)激安コンデンサーマイクを第2弾として紹介しました。それは、こちらから見ることができます。
いやぁ~怪しさ満載です(笑)果たして本当にUSB3.0なのでしょうか
目次
購入したTEMU(テム)のUSB3.0のUSBハブ

これが今回購入したTEMU(テム)のUSB3.0のUSBハブです。643円という安さで7ポートも付いているUSB3.0のUSBハブが売られています。しかしながら、AmazonでUSB3.0のUSBハブを調べてみると、4ポートまでは外部電源供給無しの物が最低でも800円程度の値段で売っていて、4ポート以上のUSB3.0 USBハブは外部電源ありのUSBハブでした。つまり、今回購入したTEMU(テム)の7ポートUSB3.0 USBハブはこの時点で怪しさてんこ盛りです。だがしかし、ここは中華クオリティパワーで、もしかしたらUSB3.0で反応するかも?という少しの期待を持って購入してみました(笑)。
他のTEMUのUSB3.0対応USBハブは、、、

検索した上位のUSB3.0対応USBハブを載せてみました。このように一番安いもので295円というとても怪しい値段で売られています。ですが、一つ3148円で外部電源アリの少し期待できるUSB3.0ハブも売られています。もしかしたら、これはちゃんとしているUSB3.0対応のUSBハブなのかもしれません。
いざ、開封
梱包

私が購入した商品がこの袋に全て詰め込まれて佐川急便で送られてきました。さすがTEMU(テム)。“届いて動けばOK”という中華クオリティ健在です。それでも、一応中の商品はすべて無事でした。
この上のリンクはこの袋の中に入っている他の商品のレビューです。是非こちらもご覧ください。TEMUの商品の実態が分かります(笑)
袋

このように、中華クオリティ漂う汚い袋の中にUSB3.0対応USBハブが入っていました。
しかも、袋が開いている、、、、中華クオリティすっげぇ~~~(笑)
中身

中身は、普通にUSB type-b 3.0ケーブルと本体とようわからん紙が入っていました。
実際に使ってみた

実際にUSB3.0対応USBハブ本体にUSB Type-B 3..0ケーブルを刺して、逆側をパソコンに刺して接続してみました。そうすると、このようにスイッチがONの所だけ光ってそこだけ使えるようになりました。また、見にくいですが画像本体の右上の方の小さい穴からLEDライトが点灯しています。
全ポート使えるの?

試しに全ポートすべてに、様々なデバイスを接続してみました。驚いたことに、すべてのポートが正常に使えました。
デバイスマネージャの確認(USB3.0で認識してる?)

デバイスマネージャーで確認した結果を貼ってみました。
パソコンに詳しい人なら、もう気づいたと思います。
なんと「USB2.0対応ハブ」が2つとして認識されています。
ただ、ここで少し希望を捨てきれません。
もしかすると、見かけはUSB2.0でも実際の転送速度は速いのかもしれません。
というわけで次に、CrystalDiskMark 8.0.4を使って速度を測定してみます。
CrystalDiskMarkで転送速度測定
全てのポートを使用している時


速度測定には、SanDisk製のUSB3.0対応128GBメモリを使用しました。
結果はご覧の通りです。左が今回の測定結果で右がUSB3.0ポートに直で接続した結果です。やはり、速度的にもUSB2.0の速度になってしまっています。しかし、USBポート一つだけ使えば測定結果はもしかしたら変わるのではないか?という少しの期待を胸にポート1つだけでも検証してみようと思います。
1つのポートだけを使用している時

少しの期待も虚しく、全く速度に違いがありませんでした。やはり、この商品はUSB3.0対応USBハブではなくて、USB2.0対応USBハブでした。
分解してみた

この偽USB3.0(USB2.0)対応USBハブ。まさかの、ネジ無しで裏から普通に爪で簡単に開けれる非常に単純な構造になっていました。恐らく、そういう「一応形になっていて、動けば大丈夫」精神でコストをカットしまくっているのでしょうね。中華クオリティ、恐ろしい、、、、
基盤については、画像ではギリギリ映っていますが、中心と右側の方にIC(集積回路)が載っています。これが、USB2.0としてパソコンが2つ認識していた正体だと思います。多分このIC(集積回路)は、見た感じ右側で3つのUSBポートと右側のUSB2.0ハブに繋がれている感じで、4つまで対応のUSB2.0ハブが2つ載っているという事だと思います。なので、このような7つという中途半端なポート数だったという事が分かりました。
中華の闇ですねぇ~(笑)
ちなみに、基盤の右側になんかDCプラグが付いていますが、恐らくこれは5.0VをUSBの代わりに入力するだけのものだと思います。
検証結果
USB3.0対応USBハブではなく、USB2.0対応USBハブでした。
というわけで、今回のTEMU(テム)激安USB3.0対応USBハブは、
実際には「USB2.0対応USBハブ」でした(笑)。
とはいえ、USBメモリやマウス・キーボードなどを繋ぐだけなら十分使えます。
「安くて動けばOK!」という人にはアリかもしれません。もし、
速度重視ならAmazon(アマゾン)や家電量販店などでちゃんとしたUSB3.0ハブを買うのが安心です。
TEMUの闇、恐るべし…。
アマゾンでも闇を感じる商品が!?

USB3.0ハブをアマゾンで探していたら、怪しい商品を発見してしまいました。それにもかかわらず、結構過去一か月での購入数も多くてびっくりしました( ゚Д゚)。

レビューをよくよく見てみると、このように実際には2.0と書いてあるレビューがいくつか出てきました。しかしながら、案外普通の人にはUSB3.0と書いていても、実際には気付かない人が多いという事が、この商品を見て思いました。
代わりにおすすめできるUSBハブ3選
Amazonで偽物のUSB3.0対応USBハブが売っていたので、私がレビューをしっかりと見て、安全だと思われる商品をレビュー数が多い上位3つを上から順番に載せました。是非参考にしてください。
Anker USB3.0 ウルトラスリム 4ポートハブ


UGREEN USB ハブ USB3.0 4ポートUSB


バッファロー USB ハブ USB3.0 スリム設計 4ポート


TEMUを使用する際の注意点
TEMUは、拼多多(Pinduoduo)の親会社であるPDD Holdingsが運営しています。
過去(2023年)には、TEMUとは別の拼多多の中国向けアプリにユーザーを監視するマルウェアが仕込まれていた疑いが報じられています。
そのため、TEMUをダウンロード・利用する際は、くれぐれも注意してください。ダウンロードが嫌なのであれば、パソコンでwebから購入することも可能です。
- 個人情報の入力は最小限に
→ クレカ情報よりも、PayPalやプリペイドカード経由で支払う方が安心です。 - 商品は“当たり外れ”がある
→ 同じ商品でも品質がバラつくので、レビュー数と写真付きレビューを必ず確認。 - 配送は遅れることもある
→ 1〜2週間程度かかる場合もあり、気長に待つ心構えが必要です。 - 返品・返金はスムーズなことが多い
→ 不良品の場合でも、写真を送ると返金されるケースが多いです。
ただし、サポートの日本語は機械翻訳なのでやや不自然です。
これらの注意点を頭の中に入れておきながら、TEMUを利用していきましょう。
この記事を書いた人
このサイトの管理人のpkkiです。マインクラフトサーバーやWebサーバー等を運用しています。パソコン歴は8年程度で、サーバー運用歴は5年程度です。何かあればいつでもお問い合わせください。早ければ当日返信します。