【文房具紹介】ぺんてる・オレンズネロの使い心地をレビュー!(分解動画つき)
schedule 2025年10月5日 update 2025年10月6日
ぺんてる・オレンズネロを2週間程度使用してみたので、使ってみてどのような書き心地でどのような使い勝手かレビューしていきたいと思います。今回は久々のブログの投稿なので、張り切って分解動画や、試し書き動画も作ってみましたので、そちらも是非ご覧ください。
目次
ぺんてる・オレンズネロの特徴

ぺんてる・オレンズネロの特徴は、やはり自動芯出し機構でしょう。この機構により、ノック一回だけで芯がなくなるまで永遠に書き続けることができるという画期的なシャープペンシルです。
細く、強く、使いやすい。ぺんてるが半世紀にわたり追求してきた、技術開発力を結実させた究極の一本。
(ぺんてるオレンズネロ公式ページ)
自動芯出し機構

ぺんてる・オレンズネロに搭載されている自動芯出し機構はこの様に、ガイドパイプが引っ込むことで芯を繰り出す機構となっています。

このチャックという部品が、この自動芯出し機構という一回引いたら戻らない画期的な仕組みを実現しています。
但し、欠点が、、、

このように、紙とガイドパイプが当たって芯が出る仕組みなので、書いていると常にちょっと引っ掛かりを感じてしまう書き心地となってしまします。また、ガイドパイプが引っ込むようになっている(普通の力では引っ込まない)ので、剛性感を求める人にはお勧めできません。
実際に書いてみた!
実際にオレンズネロで書いてみた動画をYoutubeにアップロードしてみました。それがこの上の動画です。
実際に書いてみた感想としては、やっぱりこのオレンズシステム(自動芯出し機構)によるガイドパイプと紙との間の摩擦によって引っ掛かりが少し感じるなというのが率直な感想です。
そして、自動芯出し機構の仕組み上、どうしても剛性感は普通のシンプルなシャーペンと比べて劣ってしまいます。筆記時にコツコツ音を鳴らしたい、しっかりとした書き味を追求したい!という方は、S20やスマッシュ等を買いましょう!
分解方法
ぺんてる・オレンズネロ、一見自動芯出し機構という一見複雑そうな構造だと思いますが、中身は結構単純です。こちらも動画を作成したので是非ご覧ください。
ステップ①シャープペンシルの芯を取る

これは説明不要です。芯がセットされていればそれを慎重に取ってください。
ステップ②ノックカバーと消しゴムを取る

これを先に取っておかないと、先端パイプを取り外した時に多少困ります。
ステップ③先端パイプを取り外す

先端パイプを取り外します。取り外したらこのように中身が飛び出てくるので注意してください。
ステップ④バネを取り外す

大きいバネが中軸についているので、取り外します。
ステップ⑤チャックを取り外す

先端についているチャックを慎重に取り外します。思いっきりやっても壊れないとは思いますが、自動芯出し機構の核となる部品なので、一応丁寧に慎重に取り外してください。
これで分解は完了です。組み立てる時はこの逆の手順に従ってください。
自動芯出し機構にはもう一つある!
三菱鉛筆 クルトガ ダイブ

このシャープペンシルは私はまだ購入しておらず、また後々購入してレビューしようと思います。
ぺんてる・オレンズネロとの違い

ぺんてる・オレンズネロとの最大の違いは明白で、自動芯出し機構の機構そのものが全く違ったものとなっています。オレンズネロはガイドパイプが引っ込むことによって芯が繰り出されるのに対し、三菱鉛筆さんのクルトガ ダイブは、あの2008年発売以降の累計販売本数1億本を突破したあのクルトガエンジンを応用し、回転数に応じて芯を繰り出すという仕組みとなっています。そのため、引っ掛かりを感じることなく筆記することが可能です。
自動芯出し機構にはこのように、ガイドパイプ引っ込み式とクルトガ式の2つの種類が存在しています。
オレンズネロと同じ機構のシャーペン
オレンズAT

オレンズネロのオレンズネロと比較してシルバーのメタルクリップとカラーバリエーションが豊富というのが特徴で、自分の色にあった物を購入でき、更に価格がとてもオレンズネロと比べてリーズナブルな値段となっています。グリップ部分はラバーと金属の組み合わせで、しっかりとした握り心地となってます。
引っ掛かりに関しては、オレンズネロより反応がやや機械的で、書き心地に違いを感じるユーザーもいます。また、オレンズネロより軽るいです(18g→15g)。
耐久性については、オレンズネロの方が金属部品が多く使用されており、オレンズATは樹脂製の部品が多く、耐久性では劣ってしまいます。
| 特徴 | オレンズネロ | オレンズAT |
|---|---|---|
| 芯径対応 | 0.2mm、0.3mm、0.5mm | 0.5mmのみ |
| 自動芯出し機構 | チャック+スプリング式 | 同様の機構 |
| デザイン | オールブラック、溝加工グリップ | シルバークリップ、ラバー+金属グリップ |
| 重量 | 約18g | 約15g |
| 耐久性 | 高い | 樹脂部品多めでやや劣る |
| 価格 | 高め(小売価格¥3,300 税込み) | 手頃(小売価格¥2,200 税込み) |
ノクフリー

こちらのシャーペンは、オレンズネロと比べてとても安い価格で自動芯出し機構を実現しています。ですが、ほぼプラスチックでできているため、耐久性は期待しない方が良いです。
| 項目 | オレンズネロ | ノクフリー |
|---|---|---|
| 自動芯出し機構 | ペン先が紙面から離れるたびに芯が出る仕組み | ペン先の上下運動で芯が出る仕組み |
| 芯径対応 | 0.2mm / 0.3mm / 0.5mm | 0.5mm |
| 重量 | 約18g | 約12g |
| グリップ | 樹脂と金属粉を混ぜた特殊素材、溝加工グリップ | ラバーグリップ |
| デザイン | 高級感のあるオールブラック、低重心デザイン | シンプルでカラーバリエーション豊富 |
| 価格帯 | 高め(小売価格¥3,300 税込み) | 手頃(約300円〜1,000円) |
| 特徴 | オレンズシステムによる芯保護、長時間筆記向き | 軽量で持ちやすく、学生に人気 |
S30
内部機構の不具合が多発して2024年7月をもって生産終了されたので、紹介しません。
まとめ
ぺんてる・オレンズネロは、自動芯出し機構を搭載したシャープペンシルの中でも、書き心地と高級感を両立した究極の一本です。ガイドパイプが紙に触れるたびに芯が出る仕組みで、芯折れを気にせずスムーズに筆記できるのが最大の魅力。
書き心地は少し引っ掛かりを感じる部分もありますが、それもオレンズシステムならではの安定感と安心感につながっています。長時間の筆記や細かい文字を書く場面でも、その性能を実感できる一本です。
もちろん、ノクフリーのような手軽なモデルも存在しますが、やはり筆記体験の質を追求するならオレンズネロが断然おすすめです。ぜひ一度、手に取ってその書き心地を体感してみてください。
この記事を書いた人
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